日経転職版とは?
仕組みや料金、利用者の口コミ、メリットなどの特徴まで徹底解説!
日経グループが運営するビジネスパーソンのための転職サイト「日経転職版」。
日経転職版の仕組みや料金、評判など、導入を検討する際に気になる特徴について解説します。
日経転職版とはどんなサービスなのか
日経転職版は、日本経済新聞者の協力を得て、日経HRが運営する転職サイトです。
日本最大級のビジネスパーソンのオーディエンス・プラットフォームを活用し、日経グループの各種事業・サービスと連携しています。
日経ならではの価値ある情報とサービスで、ビジネスパーソンの転職・キャリア形成を支援する求人情報提供サイトとして運営されている転職サイトです。
日経転職版の会員基盤である日経ID会員数は約1000万人を誇り、日経メディアを活用する幅広いビジネスパーソンへアプローチが可能です。
日経転職版の前身である「日経キャリアNET」は、2021年1月14日にサービスを終了しています。
日経転職版の仕組みとは?
日経転職版のユーザーとなる日経ID会員のユーザープロフィールは、ビジネスの中核層である20代~40代が約60%を占めています。
対象ユーザーは経営層からエンジニアまでと幅広く、情報に敏感なビジネスパーソンが多く利用しています。
日経転職版は、日本経済新聞社が広告宣伝を実施し、情報感度の高いビジネスパーソンにリーチできるプロモーションを展開。
最新のデータ分析基盤を活用し、ユーザーに最適な求人だけをレコメンドし、求人接触率の最大化を実現しています。
日経転職版の特徴・強み
- 日本経済新聞社が広告宣伝を行い、広く告知を実施
- 1000万人を超える日経ID会員にアプローチ可能
- 日経独自の高度なレコメンドにより求人接触率の最大化を実現
- 第二新卒にもアプローチ可能
- 独自コンテンツによるユーザーへのサポートが充実
01 日本経済新聞社が広告宣伝を実施
日本経済新聞社と日経HRが共同運営する求人サイトである「日経転職版」。
すべての日経メディアが日経転職版への入り口となり、
情報感度の高いビジネスパーソンにリーチできるプロモーションを実施します。
02 1000万人を超える日経ID会員にアプローチ可能
日本経済新聞社と日経BPのサービス登録者で構成される日経ID会員数は1000万人を超えます。
自ら情報収集を行う日経ID会員は情報感度が高く、他サイトと比べて転職未経験者が多いことが特徴です。
他サイトでは接触できていない、プラスαの転職者層へのアプローチができる求人サイトといえます。
03 日経独自の高度なレコメンドにより求人接触率の最大化を実現
日経が持つ最新のデータ分析基盤を活用し、ユーザーに最適な求人だけをレコメンド。
日経転職版上の行動だけではなく、日経グループ内でのアクションも加味して最適な情報をユーザーに届けます。
「希望に合う求人」「経験に合う求人」など、様々なところで求人情報を露出し、求人接触率の最大化を実現します。
04 第二新卒にもアプローチ可能
日経転職版のユーザーは、若手層からシニア世代まで、幅広い年齢層が利用しています。
登録者の48%は34歳以下の若手層のため、第二新卒へのアプローチも可能。
キャリア採用のみならず第二新卒の採用を検討している企業にも適しています。
求職者がサイト登録したデータを元に、最適なエージェントを提示する「ファスト・マッチ機能」も搭載。
自社にフィットした条件の求職者からのコンタクトが期待できます。
05 独自コンテンツによるユーザーへのサポートが充実
日経転職版では、独自コンテンツによるユーザーへのサポートが手厚いのも特徴の一つです。
職務経歴書・履歴書の書き方ガイドや「エグゼクティブ力診断」「しごと通用力診断」などのコンテンツが充実しています。
転職に慣れていないユーザー層も利用しやすいため、
企業は幅広いターゲット層にアプローチできるだけでなく、より自社に合った人材の採用も期待できるでしょう。
日経転職版の会員データ・ユーザー属性
日経転職版(日経ID会員)会員数
- 会員数 1000万人
日経転職版(日経ID会員)会員の特徴
- 30代~40代が46%とおよそ半数を占める
- 大企業に勤務 41%
- 役職が係長~部長 40%と役職者が多い
日経転職版の料金体系
日経転職版では、掲載職種数に応じてプランが用意されています。基本企画とは、企業ページと求人情報ページがセットになったプランです。掲載料金は各プラン4週間ごとの掲載を1単位として構成されています。
企画 | 参画単位 | 価格 |
基本企画 | 3職種4週間掲載 | 30万円 |
スカウト | 1~299通 | 1000円/通 |
300~999通 | 800円/通 | |
1000通以上 | 500円/通 |
基本企画は企業ページと求人情報ページがセットになっています。
企業ページは日経会社情報DIGITALの情報も掲載されます。
掲載料金は各プラン4週間ごとのご掲載を1くくりとして構成しています。
複数回分のご掲載をまとめて発注することでお得に掲載できる「回数券」やその他オプション商品も多数取り扱っています。
日経転職版を利用するメリット
- 日経サービスを利用する1000万人以上のユーザーにアプローチが可能
- 日経独自の高度なマーケティングの活用が可能
- 会員のスキルを見極めやすい
- 即戦力になるユーザーが多い
- 転職に役立つ情報が充実している
メリット(1)日経サービスを利用する1000万人以上のユーザーにアプローチが可能
日経転職版を利用する最大のメリットは、日経サービスを利用する1000万人以上のユーザーにアプローチが可能なことです。
日経サービスを利用しているユーザーは、普段から積極的に情報収集をしている情報感度の高い層といえます。
情報感度の高い求職者に転職アプローチをかけられることは、企業にとって大きなメリットです。
メリット(2)日経独自の高度なマーケティングの活用が可能
日経転職版を利用するもう一つのメリットとして、レコメンド機能に日経独自の高度なマーケティングが活用されていることが挙げられます。
無作為なレコメンドではなく、日経の保有するデータ分析基盤「Atlas」を活用することにより、
日経グループサイト内でのアクションからユーザーに最適な求人だけをレコメンドすることで
ユーザーの満足度を上げ、求人接触率の最大化を実現しています。
メリット(3)会員のスキルを見極めやすい
日経転職版は独自の「言語解析機能」を搭載しており、求人職種ごとに求められるスキルを自動で抽出します。
可視化したスキルは企業とユーザーの共通言語となり、「検索軸」として使えるためマッチング精度が高まります。
ユーザーのスキルも抽出されるので、会員の持つスキルがひと目でわかるのも企業にとっては嬉しいポイント。スカウトする候補者の検索にも役立ちます。
メリット(4)即戦力になるユーザーが多い
日経転職版は、30代から40代の中堅層が約46%とユーザーの半分近くを占めています。
就業経験のあるユーザーが多いため、即戦力となる人材の採用が期待できるほか、
大手企業の管理職など、専門的なスキルや経験を持ったビジネスパーソンが多いのも特徴。
また、ユーザーの半数以上が今すぐ、もしくは3カ月以内に転職を希望していることから、即戦力人材をすぐにでも採用したい企業におすすめです。
メリット(5)転職に役立つ情報が充実している
日経転職版は、転職に役立つコンテンツを提供することでユーザーの不安や疑問を解消し、転職活動をスムーズに進められるよう支援しています。
日経会社情報DIGITALとの連携により、求人ページに最新の企業・業界情報を掲載。
日経が保有する一次情報をユーザーが読み込むことで企業・業界に対する理解が深まるほか、志望度の向上にもつながります。
日経転職版を利用するデメリット
次に、日経転職版を利用するデメリットについて紹介します。
自社に合った転職サイトかどうか、見極める参考にしてください。
- ハイクラス・ベテラン人材向けである
- 未経験者のサポートがしづらい
- 地方求人者へのアプローチが難しい
デメリット(1)ハイクラス・ベテラン人材向けである
日経転職版は、前述したように30代から40代がユーザーの約46%を占めていることから、中堅層からベテラン層の採用に向いています。
また、スキルを持ったハイクラス人材が多いのも特徴のため、未経験者の採用を検討している企業にはおすすめしません。
デメリット(2)未経験者のサポートがしづらい
日経転職版は、転職エージェントではないため、転職が未経験の人や自分で調べて企業を探すのが苦手な人へのサポートをしにくいのがデメリットと言えます。転職に不慣れなユーザーの転職活動がスムーズに進まず採用つながらないケースや、ミスマッチが起こるリスクも考えられます。
デメリット(3)地方求人者へのアプローチが難しい
日経転職版は、地方求人者へのアプローチが難しい傾向にあります。
掲載されている求人の多くが首都圏に集中しているため、地方での転職を考えているユーザーが少ないと言えるでしょう。
地方での求人掲載を検討している企業の場合は、地方特化型の求人サイトの利用もしくは併用をおすすめします。
日経転職版の求職者にとっての魅力は何?
求職者にとって、日経転職版はどのような魅力があるのでしょうか。主な理由として以下のものが考えられます。
・ネームバリューのある企業の求人が多い
・キャリアアップができる
・マッチング精度が高い
・転職関連のお役立ちコンテンツが充実
日経転職版では大手企業の求人が多いほか、即戦力を求める求人が多いため、
求職者のキャリアアップにつながるのが大きな魅力と言えます。
また、「言語解析機能」や「レコメンド機能」など、独自のアルゴリズムにより
ユーザに最適な求人情報を提供する機能が充実しているのも魅力の一つです。
マッチング精度が高いため、ユーザーは希望する求人を見つけやすく、スムーズな転職活動ができます。
このほか、転職活動に不慣れなユーザー向けに、
診断テストや履歴書・職務経歴書の作成ガイドなど転職に役立つコンテンツの配信もおこなっています。
日経転職版の活用に向いている企業
日経転職版の活用に向いているのは、
「情報感度の高い、ハイスペック層へのアプローチを強化したい企業」や「転職回数が少ない人材を採用したい企業」です。
特に管理職や新規事業責任者、専門性の高い人材を積極的に採用したいと考える企業に有益でしょう。
日経ID会員は転職未経験者の割合が多く、直近の企業で主任以上の役職を務めていたユーザーが多いことから、
他求人サイトでは接触しにくいスキルの高い層へアプローチできることが特徴です。
日経転職版の口コミ・評判
日経転職版について、利用者はどのような評価をしているのでしょうか。
企業の人事担当者からの評判と、ユーザーである求職者からの口コミについて紹介します。
❚人事担当者の口コミ
日経転職版を利用するユーザーの多くは、普段から日経グループのサービスを利用している方ばかりです。他の求人媒体では巡り会うことのできない、専門性や経験値がすでに豊富な求職者からの応募が期待できます。また、大手企業が多く登録していることから、そのような企業を志望するユーザーに転職アプローチをすることが可能です。
❚求職者の口コミ
日経転職版は希望職種条件を詳細に入力できるため、自分の理想に近い求人とマッチできる確率が高いと思います。企業からのスカウトメールも希望条件に合うものが多く、機械的でスパムのようなスカウトメールは比較的少ないです。
日経転職版のよくあるご質問
日経転職版利用の際によくある質問をご紹介します。
Q:日経転職版と他社との違いは何でしょうか?
A:登録される方の集客経路としては、主に日経各メディアからの集客のため、ビジネスに前向きな方が多くご登録頂いております。そのため、経験者の即戦力採用に強みを持ちます。
Q:企業向けと転職エージェント向け求人掲載サービスの違いは何でしょうか?
A:企業向けサービスは、自社採用をご検討されている企業様向けのサービスです。転職エージェント向けサービスは、主に転職エージェントが転職者の集客のために利用するサービスになります。
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掲載までの流れ
- 企業様の要望ヒアリング
- 企業様に最適な企画をご提案
- お申込み
- 取材実施~原稿作成
- 原稿確認・修正内容反映
- 入稿
- ご掲載開始(毎週スタート)
ご掲載開始までの各ステップの締切はお申込みされるプランによって異なります。
まとめ
日経転職版は数ある転職サイトの中でも、特に大企業やキャリア向けの求人を多く取り扱っています。
日経グループの各種サイトを利用しているビジネスパーソンが利用者であることからも、
ハイスペック層へのアプローチを強化したい企業の活用が向いていると考えられます。
少しでもご興味をお持ちいただけましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。