ワイキューブはなぜ生まれたのか。そして、なぜ破綻したのか。
2011年3月30日の民事再生法適用申請からもうすぐ1年。
ワイキューブの創業から幕引きまでを社長・安田佳生が振り返る。
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カケハシ スカイソリューションズで顧問を務める安田佳生の新刊
『私、社長ではなくなりました。―ワイキューブとの7435日』がプレジデント社より刊行されました。
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熊本への出張からの帰り、私は東京の品川駅前の喫茶店で役員二人と落ち合った。
最後の役員会をするためだ。
2011年3月10日。東日本大震災の前日のことである。
このまま会社を続けていくのか、それとも民事再生に踏み切るのか。
熊本から帰る飛行機のなかで、私の腹は固まっていた。
開口一番、「いままでありがとう。民事再生しよう」。
そう言ったとき、二人がほっとしているのがよくわかった。
・・・
なぜ私たちが会社をつくったのか。なぜこんなにも、むちゃくちゃな経営をしたのか。
そして、なぜ破綻させなければならなかったのか。
そのことを、きちんと話さなくてはならないと思う。
―――――――――――――――「まえがき」より
中学時代から次々と抱いた「疑問」。
そこから逃れるための「選択」。
日本でみた「現実」とアメリカでみた「夢」。
やってみたいと思ったことをやらずにはいられない性格と
安田ならではの思考が生み、育て、終わらせた「ワイキューブ」を、
安田の視点で語っています。
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だが、我慢できなかった。会社は仕事をするための場所なのだと、割り切ることができなかった。
結果的に多くの人たちに迷惑をかけ、本当に申し訳なかったと思っている。
とくに民事再生に巻き込んでしまったクリエイターさんや取引業者さん、
そして私の人生に巻き込んでしまった多くの社員に対して、謝りたい。
すみませんでした。
もうこのような会社をつくることはありません。
―――――――――――――――「あとがき」より
▼『私、社長ではなくなりました。―ワイキューブとの7435日』
著者:安田佳生
発行:プレジデント社
定価:本体1400円+税
ISBN978-4-8334-2000-6
▽目次
まえがき
1章:満員電車からの脱出
2章:営業カバンからの脱出
3章:劣等感からの脱出
4章:アポ取りからの脱出
5章:資金繰りからの脱出
6章:引け目からの脱出
7章:社長からの脱落
あとがき
▼著者:安田佳生(やすだよしお)
1965年大阪府生まれ。高校卒業後渡米し、オレゴン州立大学で生物学を専攻。帰国後リクルート社を経て、1990年ワイキューブを設立。2011年3月30日、東京地裁に民事再生法の適用を申請。現在、株式会社カケハシ スカイソリューションズ顧問。これまでの著書も『ぐっとくる?』『検索は、するな。』『千円札は拾うな。』など多数。本作は8冊目の著書となる。
安田佳生著書一覧:http://www.amazon.co.jp/-/e/B004NRVAJ6
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