導入背景・課題
- アカデミーの子どもたちが少しでも良い環境で日々を過ごせるように
- 監督やコーチのコンプライアンス認識
実施施策
- オリジナルコンプライアンス研修の企画・実施
効果と実績
- 丁寧なヒアリングと打ち合わせで企業研修とは異なるオリジナル研修が完成
- 事例を用いた受け身で終わらない研修で受講者の納得感を醸成
弊社が運営するマイナビ仙台レディースにはプロ契約選手のトップチームと、高校生・中学生で構成されたユースチームとしてのアカデミー組織があります。
コンプライアンス研修は、アカデミーで中学生や高校生といった大切なお子さんを預かる身としてやらなければ、と思っていました。トップ選手を含めた指導者たちが指導する際に、指導する相手の解釈によって、指導の成果やコミュニケーションの構築に変化が出るということを理解してほしかったんです。どんなに相手を思って言ったことだとしても、受け手がネガティブに捉えることが続けば、ハラスメント問題にまで進展するリスクがありますから。スポーツの世界は厳しいものですが、子どもたちが少しでも良い環境で日々を過ごせるよう、監督やコーチにもコンプライアンスの考え方を知ってほしかったんです。
弊社の親会社であるマイナビでも研修事業をおこなっていますが、カケハシさんに依頼したのは、研修コンテンツに対する柔軟性と、元マイナビの執行役員であった圡井さんが貴社の専務になったことも大きな理由のひとつです。圡井専務は当クラブの前身である「マイナビベガルタ仙台レディース」が所属していたベガルタ仙台の取締役のご経験があり、弊社のことをよくご理解いただいておりました。
研修コンテンツの柔軟性については、今回の研修を受講するのはサッカーに従事している監督やコーチ・スタッフで、いわゆる会社員の方々とは背景や経験が異なるんですね。ずっとサッカーをやってきて、その経験を活かして監督やコーチに就任していて、一般企業で働いたことはほとんどありません。そんなメンバーに対してパッケージ化されている企業向けのコンプライアンス研修では意味がない。選手の気持ちや実体験に則した内容でなければ、受講者にとって他人事になってしまい腹落ちしません。研修内容や事例をしっかり受講者に合わせて変換してもらう必要があったから、カケハシさんにお願いしたんです。
(右)株式会社マイナビフットボールクラブ 代表取締役 本棒陽一さま
(左)弊社 専務取締役 圡井祥康
そうですね。私がマイナビフットボールクラブの代表に就任する前には親会社であるマイナビにおり、代理店担当として10年以上カケハシさんとお付き合いさせていただいておりました。貴社代表の中川さんから新しい取り組みのお話をお伺いしたり、関わりのある社員さんから自らが研修講師をおこなっているお話をお伺いしたりしていたんですね。だからカケハシさんのコンテンツに対する姿勢や考え方はよくわかっていました。脱出ゲーム型の説明会などのオリジナルコンテンツを自社で作って提供していることも知っていたので、今回の私からの相談にもフレキシブルに対応してもらえる、と思っていましたね。
受講者から「わかっているつもりでも、このような研修を受けることで再確認することができた」「事例があってよかった」という声が上がり、狙っていた効果が得られていますね。
研修をお願いすると決まってから、何度も打ち合わせを通して研修コンテンツを調整してくださったり、研修講師となる方と事前に顔合わせしてくださったり。一社一社の状況に合わせてコンテンツを作っているカケハシさんだからこその丁寧さやクオリティの高さを感じることができました。
研修だけでなく、インターンシップや弊社のイベント企画も依頼しています。それがいまは楽しみですね。また、女子プロスポーツチームの活動はスポンサー企業様からのご支援・協賛で成り立っていますので、親会社であるマイナビとの関係性やマイナビ仙台レディースの経営状況もご理解頂いているカケハシさんと今後一層のパートナーシップを構築できることを期待しております。カケハシさんには非常に多くのお客様と良好な関係構築をされていますので、そういった企業様に対しても女性活躍推進はもちろん復興支援や健全促進に向けてマイナビ仙台レディースをご支援・ご協賛頂く企業様との繋がりを持てればと思っております。これからも地元仙台や東北に愛されるチームになれるよう、強いタッグを組んでいけたらうれしいです。
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