東京都大田区を拠点に最先端技術を生み出し続けるめっきメーカー、ヱビナ電化工業様。新卒採用だけではなく、営業部の立ち上げ、販促ツール制作、周年記念ムービー制作と、長年にわたりさまざまなお手伝いをさせていただいています。今回は「クレド制作」のエピソードを中心に、代表取締役社長の海老名伸哉様よりお話をうかがいました。
ー 2011年当時、クレドを作ることになった背景を教えてください。
私が社長に就任してちょうど1年が過ぎた頃でした。先代社長の影響力が強かったこともあり、「新しい社長はいったいどんな人なんだろう」と、社員たちもまだ探っている状態にあったと思います。そんな、社員との協力関係がまだ十分に築けていない最中で、主力商品の売上が下がりはじめたり、海外進出を迫られたりと、いくつもの難題が振りかかってきたんです。正直なところ、大変な年でした。
同時に、2011年は設立65周年を迎える年でもありました。記念式典を半年先に控えたある日、「先代社長を知っている社員さんがこれからどんどん少なくなっていきます。節目の年である今こそ、ヱビナ電化工業とはどんな価値を提供し、何を目指す会社なのか、改めて言葉にして共有しましょう」と、長年当社を担当してくれている岩田さん（※現執行役員）からご提案いただいたんです。そこで、クレドを作ることを決意しました。
ー 約5年間で社内の雰囲気がグンと明るくなったそうですが、どのような変化があったのでしょうか？
65周年記念式典で「任せること」を宣言し、現場で働く社員に権限と責任を与えるようにしました。すると気づけば、社員1人1人が自分で考え、動いてくれるようになっていたんです。それに業績アップという結果もついてきて、社内の雰囲気がどんどん明るく変化しはじめました。
クレドもそうですが、65周年を再出発点として、新しい取り組みをいくつも始めたんです。中期経営計画を立てたり、営業部を立ち上げたり…。それらの施策の効果が少しずつ重なり合って、1人1人の意識が変わっていったように思います。
ー 社風の変化・組織の活性化に、弊社も微力ながらサポートでき光栄です。現在クレドはどのように使っていただいているのですか？
社員証と一緒に携帯して、朝礼では毎回読み合わせをおこなっていますよ。道に迷った時に立ち返ることができる、目指す姿を社員と一緒に再確認できるツールとして、とても役立っています。新卒入社の社員にも中途入社の社員にも配っているので、そろそろ増刷しないと。作ってからもう5年経つので、一部内容を見直してもいいかもしれませんね。
ー ぜひ！次回のアポイントではクレドの見直しについてご相談させてください。
…こうして弊社とお付き合いいただいている理由を、ぜひ教えていただけますでしょうか。
一番は、担当の岩田さんを信頼しているからです。岩田さん、とにかくフォローが細かいんですよ(笑)。おかげさまで新卒採用は自社でも回していけるようになりました。過去の成果の積み重ねが、信頼につながっています。それに、うちの会社のことをよくご存知なのは大きいですね。当社について勉強してくださっているし、社員の名前を挙げただけで「〇〇部のあの方ですよね！」とわかってくれる。他の会社だと、自社の紹介から始めなければならないですから。
あとは、提案力なんじゃないでしょうか。カケハシさんはいろんな新しい取り組みをされていて、引き出しがとても多い。毎回2つ3つ新しいご提案お持ちになるんですよね。もちろん全部取り入れるわけではないですが、必要だと思うことはお任せしています。
新卒採用を独り立ちさせてもらい、過去には販促もお手伝いいただき、今は教育研修に関わるご提案をいただいている。先日の70周年式典では周年記念ムービーを通じて感動もいただきました。
こうした時間の積み重ねで、いっそう信頼関係が深まっています。
