明日10/1は内定式。
半年後の入社予定内定者が顔を揃え、
2016卒採用活動のひと段落を実感する企業様も多いと思います。
内定式を前に、2017卒についてお話する機会が増えており、
インターンシップ企画はもちろん、
大学での学内セミナーや合同企業説明会の本格化に備え、
すでに複数のお客様と17採用の準備をはじめています。
採用スケジュールが変わっても、準備の順番は変わりません。
まずはじめに取り掛かるのは、
採用ターゲットの設定と、
そのターゲットに伝えたい自社独自の魅力の整理の2つ。
例年と同じなどと割愛することなく、
この2つを徹底的に考えることが、採用活動のスタートです。
そんなの当たり前だと思われるかもしれませんが、
様々なお客様のお話をうかががっていると、
意外とこのステップを省略してしまっていたり、
十分には時間を割けていないケースがあります。
ターゲット設定と自社の魅力の整理が重要と分かりながら、
つい、おろそかになってしまう。
その理由は、客観的、俯瞰的な視点が不可欠だからです。
会社をよく知っている自分の視点を横に置いておくのは、
想像するよりも難しい。
特に採用ターゲットを考える場合、
どれだけ第三者視点に振り切って自社を見られるかで、
求める人材像の具体性や社内でのその共有性が決まります。
採用ターゲットの設定が曖昧か、明確か。
採用チーム全員が同じターゲットをイメージできるか否か。
その違いは、確実に採用結果へ影響するはずです。
ターゲット設定のポイントは、
求める人材像ではなく、必要な人材像を明確にすること。
できれば採用してみたい理想のタイプではなく、
ビジョンを実現するために必要な人材要件、
業績を上げ、利益を生むために必要な資質を洗い出し、
採用に関わる全員が共有できるようにすることです。
必要な人材像が明確になったら、
次は、そのターゲットに何を伝えるか。
自社独自の魅力(USP=Unique Selling Proposition)
の洗い出しと整理です。
他社にはないUSPは何かを考え、
ターゲット設定と同じく俯瞰的に自社を捉えることで、
社内の常識が学生には新鮮な発見だと気づけたり、
理念やビジョンを客観的に見つめる機会にもなります。
その魅力をターゲットに伝えるのが、
採用サイトや入社案内パンフレット、
ナビ媒体、合同説明会配布チラシなどの役目です。
同時に、採用ツールは、
自社の魅力を自社の社員に伝える役目も担います。
むしろ、ターゲットよりもまず社員が読むことで、
採用活動への思いや目的を共有し、ビジョンを再確認し、
必要な人材像のイメージを理解することができる。
そして、面接やリクルーター面談の場で、
自社の魅力を直接学生へ伝えられるようになるのです。
果たしてこのパンフレットは、
今いる社員に自社の魅力を伝えられているだろうか。
このポスターは、
今いる社員が自分へのメッセージと感じるだろうか。
この採用サイトは、
社員が自分の言葉で語る材料となっているだろうか。
そんな視点で今お使いの採用ツールを見てみると、
2017採用への課題に気づけるのではないでしょうか。
コラムへのご感想・ご意見など、ぜひお聞かせください。
→letter@kakehashi-skysol.co.jp