いよいよ来月3月、2016年卒学生の就職活動が解禁されます。
前年度までの活動とは違い、3ヶ月の後ろ倒し。
この12月から2月までの3ヶ月間は、
企業にとっても、学生にとっても大きく動く期間だったのだと、
去年までとは違う3ヶ月間を過ごしながら、実感しています。
昨年までは、就職サイトの掲載内容入稿のピークが10、11月。
サイト公開後の12月、1月はエントリー者確保のために奔走し、
その年ごとの動向にあわせ、知恵を絞る時期。
2月から会社説明会や面接・選考がはじまり、
4月上旬には内定通知をはじめる、という流れでした。
採用担当者としては、4、5月である程度の採用結果が見えるため、
同年度中の追加施策も検討しやすく、
もちろん翌年度の採用計画も練りやすいスケジュールでした。
一方、2016年度採用の今、2月はまだ‘待ち’の状況です。
サイト掲載原稿の入稿作業は余裕を持って12月までに完了し、
今はただ、公開を今か今かと待ちわびている状況。
12月の段階で、業務のピークという感覚はありませんでした。
この1月、2月に関しても、なんせ募集がはじまっていないため、
落ちついたものです。
昨年までのこの3か月の業務が来月以降一気に来るのかと、
嵐の前の静けさであることを考えます。
あわただしくない3ヶ月間が生まれたことで、
ナビ掲載以外の採用グッズ、たとえば入社案内パンフレットや
採用ウェブサイト、動画など、
採用ツール作りに力を入れる企業様が多くなっているようです。
実際、制作会社である弊社へのお問い合わせも多数いただいており、
ご依頼にお応えしきれないくらいの状況になっています。
さて、あと半月でいよいよ3月。
主要媒体であるマイナビ、リクナビは、
3/1に何社の掲載企業数ではじまるのでしょうか。
2015年度はサイトオープン12/1、いずれも1万社超えでした。
2016年度はオープンの3/1時点の掲載社数が
1万2、3千社くらいに増加するのではないかと予測しています。
登録学生数は当然ながら年ごとの大きな変化はありません。
1人の学生がサイト上で閲覧可能な社数には限りがあり、
実際の訪問段階になっても、
1日当たりに訪問できる社数も限られています。
学生数が変わらず、企業数が増えるということは、
1企業あたりの接触学生数は、平均すると減少する計算です。
企業は、求人企業数が増加する中で、
いかに求める人材と出会い、採用まで結びつけれるかが勝負。
募集開始からの2、3ヶ月間で、
採用担当者の手腕が問われることとなります。
学生は今、空白の1ヶ月を過ごしています。
後期試験も終わり、3月の大手ナビ媒体での募集開始までの期間、
正直なところ暇と言ってもいいのかもしれません。
この2月に実施している弊社1dayインターンシップにも
多くの学生が参加されていますし、
運営サイト・ミートボウル主催の採用イベントにも
予想以上のご予約・ご参加をいただけているのが、この2月です。
就活を待ちわびている学生から、
リアルの場で企業の採用担当者と会えるイベント企画へ
期待と賛同を得られていると感じます。
読者のみなさまが今から2月中の学生参加イベントを企画するのは
現実的ではないと思いますが、
16卒の学生を実際に見ることが、準備や施策のヒントになります。
たとえば弊社主催イベントをご見学いただくことを
ヒントを得る場として検討いただいてもいいのかもしれません。
そしてこの2月、就職サイトへの情報掲載を待つだけでなく、
まだ3月の公開前にできる施策があります。
地道な作業が、オープン以降のエントリー数につながりますので、
3/1に少しでも自社ページへの来訪者数を増やすために、
エントリー促進のために、コツコツと施策を積み重ねてください。
採用活動の3月スタートまで、あと半月。
2月の残り2週間の有効活用に全力を尽くしましょう。
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