過去2年、採用媒体がオープンしていた12月になりました。
スケジュールが変わり、
去年までとは12月の業務も採用の気分も、まったく違います。
就職活動スケジュールの後ろ倒しに戸惑いがあるのは、
実は企業側です。
今年就活する学生は、今年初めて就活に臨みます。
就活未経験者なので、比較対象は体験ではなく、情報でしかなく、
ただ指定されたスケジュールに従うのみです。
対して企業側は、これまでの経験があるため、変化を感じます。
去年の12月末時点でエントリー数がどれくらいあったか、
その記憶があり、選考スケジュールも決まっていたので、
エントリー後の準備も目に見えていたことを思い返します。
今年はまだ他社の動きも読めず、
果たして自社に学生は応募してくれるのか、
今の時点でゼロなのに、果たして採用できるのか。
過去と比較してしまうため、戸惑いは否めません。
新卒採用経験のある企業様の戸惑いは、
弊社に寄せられるお問い合わせの内容からも感じています。
夏ごろはインターンシップに関するお問い合わせが多く、
秋ごろは採用ホームページやパンフレットなどの制作物について、
そして最近は、内定者フォローのお問い合わせが増えてきました。
まだ採用活動が本格化していないにも関わらず、
お問い合わせいただくのが内定者フォローと聞くと、
気が早いと感じられるかもしれませんが、
後ろ倒しによる影響をじっくり考えれば、合点がいくと思います。
2016卒の内定者フォローについて相談に来られる企業様の多くは、
来年3月から説明会を開始し、
これまでより少し遅らせ、ゴールデンウィーク後に内定を通知する
流れを予定されている企業様です。
5月の段階で内定者を確保しても、
8月以降に大手企業が一気に選考を開始することにより、
その後の辞退者が続出する可能性があります。
そのため、何としてでも内定辞退を防ぎ、
つなぎとめたいという思いで、今から考えられているのです。
今から内定辞退対策をお考えの企業様が弊社に期待されるのは、
しっかりとつなぎとめる内定者フォローですから、
食事会などの懇親会だけではなく、
よりロイヤリティを強める、企画性に富んだ提案です。
ご相談いただく企業様ごとに企画している中で、
特に支持いただけているのは、
合宿スタイルかつ集団でのワークショップ形式の内容です。
中でも、弊社運営サービス「島キャン」を活用した、
相互理解を深め、同志としての一体感も醸成され、
内定辞退を抑止する効果を発揮する合宿スタイルの企画が、
様々な企業様に導入いただけそうです。
今年春からの「島キャン」プロジェクトの実施により得られた
各離島と弊社とのつながりにより、
たとえば、
・船漕ぎ競争・夏祭り出店研修
・100人の笑顔取材研修
・空き家修繕研修
など、
離島の方々の協力を得て実現する企画を検討しています。
実際、弊社にて2015卒の内定者フォローを離島で実施しており、
これまでの内定者フォロー施策とは比較にならないほどの
強い一体感の形成やロイヤリティ醸成ができたと実感した、
オススメ企画でもあります。
就活後ろ倒しに伴い、企業が対策すべきことは、
活動初期での動員対策と、
内定承諾後の辞退防止対策の2つです。
内定者フォロー施策の検討などまだ気が早いと思うことなく、
年末年始を、対策検討の時間にしていただければと思います。
コラムへのご感想・ご意見など、ぜひお聞かせください。
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