今時の若者はなっとらん。とは、
ずいぶん前から、いつの時代にも言われてきたものです。
多分に漏れず今年も、採用をお手伝いしている企業経営者様や
人事担当の方々から聞こえてきます。
そして『いい人材に会えない』というお話もうかがいます。
それはつまり、会っている人材はなっとらん若者が多く、
いい人材とは会えていないと感じているのだと思います。
では、いい人材がいなくなったのでしょうか。
もしくは、少なくなったのでしょうか。
当然そんなことはありません。
いつの時代にも優秀な人材、優秀な若者がいます。
ただし、優秀さを発揮する場面が、昔とは違っているのです。
2013年入社の新入社員、2014年卒業予定の就職活動学生、
現大学3年や修士1年の2015年卒インターン学生、
2016卒、2017卒の大学1、2年生と、
私は仕事で年が少しずつ違うたくさんの若者と会っています。
彼ら彼女らに共通して言えることは、非常にまじめであること。
好きな分野には徹底して没頭できること。
そして、好きなことには努力を惜しまないこと。
今時の若者のこの共通点は、
十分に「いい人材」の要素なのではないでしょうか。
「いい人材に会えない」とお悩みの企業様は、
昔のものさしではかってしまっているのかもしれません。
もしくは、「いい人材と出会うための工夫」が
足りていないのではないでしょうか。
自社が求める「いい人材」を集めるための自社の見せ方、
「いい人材」が行きたいと思える説明会やイベントの企画、
「いい人材」が入社してみたいと思える選考方法。
考えれば考えるほど、手はいくらでも出てきます。
出会う場所を変えること、出会い方を変えることも、
できる工夫の選択肢でしょう。
人材採用をお手伝いする弊社が一昨年職業紹介免許を取得し、
本格的に人材紹介事業をはじめたのも、
企業がいい人材と出会う方法を一つ増やすためです。
実際に新卒紹介事業をはじめてから多くの学生と会い、
一口に就活生とは言っても、
実に様々な人材がいることを日々実感しています。
新卒紹介事業は、企業ごとに異なる「いい人材」の定義にあわせ、
まず弊社が多様な「いい人材」と出会う新手法となりました。
景気が上向き、企業の採用意欲も増しています。
新卒採用の流れも変わろうとしている今は、
企業の努力が問われる時代です。
人材獲得競争に出遅れることだけは避けなければなりません。
他社の動きを待たずに動きだし、
自社にとっての「いい人材」と出会うための工夫を、
模索していきましょう。
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