ここ数回のKAKEHASHI SKY NEWSで、
新卒採用活動時期の後ろ倒しについてお伝えしてまいりました。
2016年度採用から広報開始時期が3月になるのは、
もう避けることができないのだろうと思います。
そうなったとしたら、学生と早期に会うのか。
早期に会った人材をどう入社まで結び付けるのか。
それとも、一旦大きな波がおさまった後半時期に勝負するのか。
12月解禁から3月解禁への移行期となるこの1年は、
企業様それぞれが様々に思考をめぐらす期間となるでしょう。
新卒採用に限らず、ルールとは変化するものです。
たとえば、大きな世界大会を機にルール変更がおこなわれる
スポーツの世界と同じなのではないでしょうか。
誰かがルールをつくり、やがてそれが常識となり、
時代や周辺要因によってルールが改定され、定着し、また変わる。
既定のルールが変わった時、
新たなルールにどう対応し、自社を変化させることができるか。
そこが大きなポイントになることは間違いありません。
その新しいルールが正しいかどうかは別問題として、
大切なのは、新ルールを味方につける準備をしておくことです。
ルールが変わるその取り組み、今回の場合は新卒採用における
自社の勝ち方を理解せぬまま新ルールに突入すると、
ルールに翻弄される負けパターンになってしまいます。
現在のルールで戦う最後の1年が2015年度採用。
ここでいかに自社の採用活動における勝ちパターンを作るかが、
新ルールとなる2016年度以降の新卒採用での
勝ち組、負け組を分けるキーになると、私は考えています。
採用活動の3つのフェーズ、
広報・選考・内定者フォローのそれぞれで、
成功パターン、勝ちパターンを持つ会社は、
たとえルールが変わったとしても柔軟に対応できるでしょう。
求める人材への自社の見せ方、
入社意欲を芽生えさせ、高め、不安を払拭する方法、
入社を決意させ、内定辞退を防止する方法。
各フェーズでの自社の勝ちパターンを構築することが、
ルール変更に向けてできる最大の準備なのではないでしょうか。
2015年卒の採用活動は、もう着々と準備が進んでいます。
2016年度の後ろ倒しにどう対応すればいいのか、
悶々と考えていても前には進めません。
ルール変更が見えているのですから、そこに向けて準備する。
自社の勝ちパターンを作りはじめるのは、今だと思います。
(予備校講師ではないですが)
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