「たくさん人が集まるには集まるんだけど、
何かしっくりくる学生がいない。」
「みんな同じように見えて、あまり特徴が感じられない。」
「何か一つでもいいから飛び抜けた個性というか、
面白い!って思える人材と会いたい。」
ここ数年で経営者、人事担当者の皆様から
こんなご意見をたくさんいただいてきました。
一方、学生からは、
「ナビで企業を検索するのですが、結局はもう知ってる会社や
自分が興味のある業界などに応募せざるを得ない。」
「大学や先輩からは中小企業へも訪問するようアドバイスされるが、
実際にどうやって探すのかという質問には答えを持っていない。」
「大手や有名企業にエントリーシートを提出しても、
説明会の案内すら来ない。
結局大学レベルなどで切られてるんですかね。」
という声も集まってきています。
自社が求める個性や資質を持つ学生を採用したい企業。
大学レベルなどではなく、自分の強みや個性で就職したい学生。
どちらの声も、おっしゃる通りです。
採用をお手伝いする仕事を通じて双方の声を聴く私にも、
そういった出会いが創出できていないもどかしさがありました。
弊社の採用活動も、そういったジレンマとの戦いの連続です。
毎年様々な企画を練り、実験を繰り返し、
採用活動の多様化を模索しています。
「リアル脱出ゲーム」を会社説明会に導入したり、
Twitterやfacebookによる採用手法を試したり、
日本国内だけでなく海外の人材を採用する方法を模索したり。
これらの取り組みは自社で実験し、ブラッシュアップして、
現在ではお客様にもご提供し、大きな成果をあげています。
商品にはライフサイクルがあると言われています。
いわゆる、導入期→成長期→成熟期→衰退期というものです。
今まさに就職サイトを軸とした採用は成熟期に入っています。
採用活動へのナビの導入開始がだいたい1998年頃。
そこから成長期に入ってきたのが2003年頃。
一気にたくさんのサイトが生まれ、大きくなり、
各社が開催する合同説明会も豪華絢爛。
どこも華やかで、どこも学生でにぎわっていました。
導入期、成長期、成熟期は同じ期間と想定されることから、
2008年頃からは成熟期に入ったということになります。
と考えると、何と2013年頃には衰退期に入り、
ナビでの就職活動は終わりを告げる、ということになります。
facebookなどのSNS活用の広がりを見ていると、
確かにそうかもしれないと感じますね。
弊社が2月1日に公開した
「枠におさまらない人と企業の出会いを応援する。」
『ミートボウル』は、
次なる就職活動、採用活動の在り方を提案するサイトです。
偶然の出会いを必然に。
一見求める人材とは関係のない出会い方のように見えて、
実はその人材、その企業との出会いが必然であったと確信する。
そう求職者と求人企業の双方が感じる出会いを
創出していきたいと思います。
コラムへのご感想・ご意見など、ぜひお聞かせください。
→letter@kakehashi-skysol.co.jp