2024/7/10 vol.313 KAKEHASHI SKY NEWSは、第二・第四水曜日配信 “転職してきたばかりの32歳が4日で辞めた理由” キャリア採用事業部 執行役員 金子憲昭 とある企業様から電話がありました。
「聞いてください。先日、人材紹介経由で入社した32歳の方が4日で辞めてしまいました…。」 電話の声でもわかるくらい落胆していました。 「うちは平均年齢が高いので、32歳はうちにとって最もいい年齢だったんですよ。経験も10年以上で即戦力になると思っていましたし、うちの社長も太鼓判を押していたし、本当にいい人材を採用できたと思っていたんですが…。」 せっかく時間もお金もかけて採用したのに…と、とても悔しそうにお話しされ、キャリア採用であってもたった4日で辞めることを痛感したできごとでした。 キャリア採用者が退職する理由として、よく挙げられるのは以下の順番です。 1位:給与が低い・昇給が見込めない 2位:社内の雰囲気が悪い 3位:人間関係が悪い・うまくいかない ※パーソルキャリア株式会社調べ 先ほどの退職した方を当てはめてみると、1位の「給与が低い・昇給が見込めない」については入社前にきちんと説明しているので当てはまりません。 となると、2位と3位の「社内の雰囲気が悪い」「人間関係が悪い・うまくいかない」が当てはまるのではないかと推測しました。 「即戦力なのだから、勝手に馴染むし勝手に仕事してくれるだろう。」 このように考える採用担当者、現場社員の方は多いと思います。 しかし、転職したばかりの方に話を聞いてみると、 ・既存社員同士の関係性や距離感、人となりがわからない ・わからないことを気軽に相談できる人がいない ・何をどこまでやれば成果とみなされるのかがわからない ・前職との文化の違いに驚くが、その驚きを気軽に共有できる人がいない など、入社直後は様々な不安があるのが実態です。 それらのことを先の企業様に伺うと、 「確かに入社後、担当部署に任せっきりにしてしまいました…。もしかすると様々な不安が、即退社を決断させてしまったのかもしれません。」 売り手市場の昨今、時間も労力もお金もかけてやっとの思いで採用したのに、入社して数日や数カ月で退職してしまうのは、企業にとっても大きな損失とも言えるでしょう。 そうであれば、キャリア入社者とは言え、定着するまでに何かしら対策を打たないといけない。けれどもどうしたらよいのかわからない…という嘆きの声に、私ならこう答えます。 「転職者の不安を払拭するオンボーディング施策を実施すればいい。」 オンボーディングのポイントは4つあると考えます。 1.心理的安全性の確保 2.会社方針の早期理解 3.社内ルールの早期理解 4.活躍までの明確化 これらを手軽に、安価で、多くの時間を費やすことなくできる方法があれば、きっと役に立てるはず。 先日、弊社では「キャリア入社者定着支援パック」をローンチしました。 キャリア入社者には転職後の不安をなくし、活躍していただくために。 企業様には多くの時間、労力、お金をかけて採用してきた努力が無駄にならないように。 両者が「入社してよかった」「採用してよかった」という声を聞くことが、弊社にとっての喜びになるのです。 みなさまの企業で「キャリア入社者がたった4日で退職した…」とならないために、ぜひお気軽にお問い合わせください。 Pick up Seminar Articles |