2024/4/24 vol.308 KAKEHASHI SKY NEWSは、第二・第四水曜日配信 “オヤカク?オヤオリ? 新卒採用事業部 リーダー 岩崎芽衣 2025年度採用も3月にナビサイトの本解禁を迎えました。3月1日時点の大学生の就職内定率は40.3%と、昨年よりも+10ポイント増加し、採用活動の早期化の影響が反映された数値となっています。
2025年度採用では学生の内定取得企業数の平均は1.96社(前年1.59社)。 2社以上内定を取得した学生の割合は48.2%となり、学生の内定辞退に頭を抱えている採用担当者様も多いのではないでしょうか。 (参考:株式会社リクルート「就職プロセス調査(2025年卒) 「2024年3月1日時点 内定状況」」) そんな中で、「オヤカク」「オヤオリ」という言葉を耳にする機会が増えたと感じます。「オヤカク」「オヤオリ」とは、学生の内定辞退を減らすために親向けに実施する確認やオリエンテーションを略したワードであり、人材確保に向けて取り入れる企業が増加傾向にあります。 就活生の4人に1人が親の意見やアドバイスを最重視したいというアンケート結果もあり、内定辞退防止策の1つとして取り入れられつつある「オヤカク」「オヤオリ」。 ネット上では賛否両論、様々な意見がありますが、私は「オヤカク」「オヤオリ」を上手く使いこなすことができれば、内定辞退防止だけでなく、入社後の離職防止にもつながると考えています。 特に中小企業は、母集団形成の難易度が年々上がっている中で、学生の内定辞退は1人であっても大きな痛手のため、採用成功のためにできることを積極的に取り入れることが重要です。 マイナビの「2023年度 就職活動に対する保護者の意識調査」では、子どもの入社する企業に求めるポイントは「経営が安定している」が48.6%で最多となり、理想の就職先の第1位は公務員。民間企業ではトヨタ自動車、伊藤忠商事などが上位にランクインしました。 アンケート結果だけをみると、知名度の低い中小企業は親へのアプローチの難易度が高いように思えてしまいますが、「自社の魅力をわかりやすく整理し、他社より自社に入社するメリットを正しく提示すること」ができれば、「オヤカク」「オヤオリ」の効果も倍増すると考えています。また、学生に向けて自社のきらりと光る魅力を正しく伝えることで、採用においても良いサイクルが生まれます。 (参考:株式会社マイナビ「2023年度 就職活動に対する保護者の意識調査」) 現在、2025年度採用に苦戦している企業様は、その場しのぎな【つぎはぎの対応】ではなく、学生や親の状況や心理も加味した上で、採用戦略全体に見直しをかけることが非常に重要です。 厳しい採用戦国時代を勝ち抜き、優秀な人材を採用するために採用戦略全体の見直しをご検討される企業様は、まずは当社までお気軽にご相談ください。 「オヤカク」「オヤオリ」対策も含め、貴社にとって最適な施策をぜひ一緒に討議しましょう。
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