「ターゲット人材からの応募やエージェントからの推薦が少ない。」

近年、こういったご相談を受ける機会が増えています。応募が少ない要因はどこにあるのかについて採用ご担当者様の見解をお伺いすると、「競合他社と比べて自社は待遇が良くないから」とお答えいただくケースが多くあります。確かに昨今、物価上昇の影響を受け大手企業を中心に待遇の改善が加速しており、アパレル業界大手のユニクロが給与を最大40%引き上げたニュースは記憶に新しいところではないでしょうか。基本給を上げるわけにもいかず、もう手も足も出ない。待遇が改善できない限りは経験者採用を諦めるしかない、とお考えの企業様もいらっしゃると思います。たしかに何も対策を打たなければ、待遇の良い企業に応募が集中し、待遇を変えることが難しい企業には応募がないという、待遇差による大きな溝は、今後さらに深まっていくでしょう。

では、「待遇」で競合他社に勝てない企業は、求めるスキルを持った経験者採用を諦めるしかないのでしょうか。その答えは「否」だと考えます。応募がない要因は、必ずしも待遇だけとは限りません。理想のスキルを持つターゲット人材は自社に入社することでどのようなメリットを得られるのかを徹底的に考えてみてください。メリットに感じられる中身は必ずしも給与や待遇とは限らないはずです。

・給与は高くないが、子育てと両立ができる
・最初の給与は低いが、将来的にキャリアアップが叶いやすい組織体である
・マーケティングに力を入れており、自身でテレアポや飛び込みをする必要がない

など、実現できる働き方や業界での立ち位置、扱う商材、方針などによって様々なメリットが挙げられると思います。

とはいえ、自社の魅力を自力で見つけることは難しいというのも事実です。長く同じ会社に勤めていると、そこにある環境がすべて当たり前のことのように感じてしまいますし、転職経験がない場合には具体的な比較対象もないため、「自社ならではの魅力」を発掘する難易度はより一層高く感じるでしょう。そんな時に重要になるのは第三者の活用です。ちなみに、当社カケハシ スカイソリューションズは採用支援を生業としており、自社にクリエイティブの部署がありますが、そんな私たちも自社で全て完結することは難しく、第三者に自社の魅力の整理などを依頼することもしばしばあるほど、第三者の目線は重要なのです。

ですから、何がターゲット人材に響く魅力なのかわからないという場合は、ぜひ第三者である私たちにご相談ください。これまでのべ3,000社の採用を支援した経験から、客観的に貴社を取り巻く環境を分析し、「貴社にしかない魅力」を発見できる自信があります。

※当社では、採用ターゲットに合わせて打ち出すべき魅力（採用コンセプト）を整理する無料相談会を随時開催しています。経験者採用に精通したコンサルタントが無料でご相談を承りますので、ぜひお気軽にお申し込みください。