「せっかく時間を空けておいたのに、求職者が面接に来ない」

私は年間に約100名の採用担当者や経営者の方とお会いしますが、実情を聞いてみると、面接ドタキャンの多さに頭を抱えている方は少なくありません。

ドタキャンが多い企業様は、こう漏らします。
「時代の影響ですかね。面接の約束を軽く考えている方が多くなりました」
「●●という求人広告は辞退が多いです。〇〇の時はそんなことなかったのに」
「若い人は礼儀がなってない」などなど。

一方で、従業員数30人以下の中小企業にもかかわらず
「当日欠席は少ないです。前日確認メールに返信がくることも多いですよ。」
と、面接ドタキャンに悩まされていない企業がいらっしゃることも事実です。

どうやら、面接ドタキャンの有無は、規模や知名度だけで決まるわけではなさそうです。ある企業様でお手伝いしたケースをもとにその要因を紐解きたいと思います。

◎「面接来社率92％！」を実現したＡ社様の秘訣

事業：不動産(賃貸/売買)
従業員数：8名
設立：2016年
求人結果：掲載8週
面接設定：25名　うち23名が来社

A社様の面接来社率がなぜ高いのか。弊社がサポートし重点的に実行したポイント2点をご紹介します。

1. 応募から内定承諾までの平均スピードを前提とした面接設定

実は、応募から内定承諾までの平均日数は、12.4日なんです。※当社調べ
「早い」と思われたのではないでしょうか。現職中の転職者は、限られた有給休暇から面接日程を調整するので求職者の予定はすぐに埋まってしまうのです。

A社様では、応募があったら営業時間内であれば極力1時間以内にご連絡。電話に出やすい職種であればお電話(営業、施工管理職など)でスピードを意識したレスポンスを心掛けたことで、面接の数を多く設定することに成功しました。
そして、競合他社よりも早く面接を組めたことで「先約企業」になることができ、その後の面接来社率の高さを実現しました。

2.同業他社と明確な差別化を図る

最近では「年間休日120日！」「年間休日125日！」など求人広告内で休日日数をアピールする企業が溢れています。あり触れた打ち出しになればなるほど、面接直前に求人広告の内容を確認する際に「まぁこの企業も前受けた企業と変わらないだろう」と判断をされてしまいます。競合にない自社の魅力をアピールし志望度を引き上げることが大切です。

A社様の場合は、「自由に意見を言える風土」を魅力の一つに定めました。

どの企業もアピールしていて差別化ポイントにしにくかったインセンティブや年収ではなく、社内の香りを変えたり、A社で使う紙袋のサイズに意見を言えたり、日常的に意見が言いやすい環境をアピールしました。
王道な魅力で勝負するのが難しいなら、独自性に活路を見出すべきのなのです。

また面接決定の最後の一文に、
「●月●日●時の面接、よろしくお願いいたします。
当社は、入社1年目社員の意見も積極的に取り入れ、
個性を大切にできる会社経営をしております。
当日の面接でも、ご自身が不動産業界で感じたご意見や
理想のキャリアプランなどをぜひお聞かせください。
お会いできることを楽しみにしております。」
と、自社のスタンスをはっきりと記載しました。

地味に思われるかもしれませんが、この一文が意外と効くんです。
自分はなぜ応募したのか、面接を希望したのか。その企業は他社と何が違うのか。
求職者本人がこの部分を明確に認識しているかどうかが、面接来社率に直結します。

カケハシ スカイソリューションズは、 「求人広告の打ち出しは色々試したけど、効果が出そうな魅力はなかなか見つからなかった」「応募に対して即時対応するパワーを割くことが難しい」という企業様のための支援をしています。

実績も豊富にありますので、ご興味がありましたら、お気軽にご連絡ください。