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2019/12/25 vol.204

 

BUSINESS COLUMN

“自身の言葉で語る想いが、最強の惹きつけ要素である。”

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最近、様々な人事担当者の方のTwitterアカウントをフォロー・拝見しています。内容は様々ですが、ご自身の人となりや、働く意味、なぜこの会社で働くのかという想いに至るまで、背伸びせず140文字以内で、等身大でつぶやいている内容を拝見していると、自分の言葉で想いを伝えられる人事担当者は惹きつけが上手だなと感じます。

私自身、採用コンサルティングに従事して早7年。様々な業界のお客様に採用戦略をご提案し、人事担当者の方と一緒に、いかにして採用活動の成功を実現させるかを考え続けていますが、成果の出る企業様の共通点は、一貫して面接・対応に携われる社員=リクルーターの皆様が「自分の言葉」で企業の魅力を語り切れる力がある点だと感じます。

特にここ数年、選考では「惹きつけ>見極め」が大切だと言われています。しかし、「惹きつけて」といわれても、「何をしたらいいかわからない」といった声もよく聞きます。弊社では毎年、リクルーター研修を実施しておりますが、講師を務める中でいつもお伝えしていることが2点あります。

1:背伸びせず、自分の経験・考えを伝える

Twitterの話でも触れましたが、ご自身の経験にこそ言葉の力が宿るのだと思います。たとえば、「ここ3年で最も心に残った仕事のエピソードは?」というテーマで話をしていただく場合、「伝えるポイントの抽出」と「核になる自身の価値観」を整理することがとても重要です。この点は、第三者目線を入れた方が、整理しやすいものです。研修の中で、他社のリクルーターと相互の視点・想いを比較・共有することで、何を伝えたらよいかが明確になるケースが多いです。

2:相手を知り、本音を言い合える関係性を作る

面接の場では「本音を話せる空気づくり・信頼関係づくり」が大切なのですが、素直にご自身の意見を伝えることは、結果的に学生と良い関係を作る空気づくりに欠かせません。学生からみると、「この人は本心を話してくれる」と感じると、安心感から本音を話してくれるようになります。
研修の中でもお伝えしていますが、面接では一方的に面接官が話すのではなく、相手が話したいこと、聞きたいことを話題にできるかが大切です。そのためには、きちんと本音を話してもらえる関係性を築くことが必要です。
1で、ご自身が語れる話をできるだけ整理して引き出しを作っておけば、様々な志向の学生に対して、興味がありそうな角度で多様な惹きつけができるようになります。

どんなに素晴らしい採用戦略を立てても、現場のリクルーターの方々が自分の言葉で伝えきることができなければ採用成功は実現できません。学生一人ひとりと対峙する重要性が高まる今こそ、リクルーターが自分の言葉で想いを語り切る準備してみてはいかがでしょうか。

◆2/13 | リクルーター研修(プレゼン編・面接編)
「惹きつけのための情報整理」「学生との対話の際にどのように伝えるか」といった基礎スキルを、実践ワークも踏まえて体得していくプログラムです。様々な業界で採用コンサルティングを担う若手コンサルタントが、現場経験も踏まえて皆様にそのノウハウをお伝えします。
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