2019/1/16 vol.181
※当メールマガジンは、本来第2・4水曜日に配信しておりますが、
誠に勝手ながら年末年始調整のため第3水曜日にお送りしております。
BUSINESS COLUMN
“人を採用するのは、人。”
新年を機に何かチャレンジをはじめた方も多いのではないでしょうか。
私は年始から、『音声によるスマートホーム化』にチャレンジしています。CMで見かける「アレクサ、電気消して」というアレです。実際に設定してみると、照明以外にもエアコンやテレビなどが見事に音声認識で動き、テクノロジーの進化はすごいなぁと改めて感心しました。
ご存知の通り、HR領域でもテクノロジーの進化がとまりません。
IndeedやSNSなどの新しいチャネルの市場浸透にはじまり、AIによるエントリーシートや面接の合否判断、業務効率化システムなど、これまでなかったテクノロジーがどんどん生まれ広がっており、弊社もまた、HRテクノロジー分野で新サービスを複数ローンチしました。
売り手市場が続く昨今の採用マーケットにおいて、あらゆる最新の手法を駆使して採用成功の確率を高めていくことは非常に重要です。
しかし、先日、ある合同インターンシップイベントにおいて、テクノロジーが発達しても変わらない採用活動の本質のような光景を目の当たりにしました。
となり同士のブースで出展していた2つの企業。とある会社は一日で約50名の集客。一方、となりの企業は150名以上の集客と、実に3倍の差がありました。
客観的に見て、業種や職種の人気不人気や装飾などの優劣は感じませんでしたが、圧倒的な違いが一つありました。
それは、ブースに学生を呼び込む社員の人選です。
もちろん業種や会社のカラーもありますし、往々にして採用活動に連れ出したい社員ほど忙しいということもありますが、その企業は、人を惹きつけ、人を口説ける社員を本気で選んで連れてきていると瞬時にわかりました。
これは、ある一日の合同説明会の一コマにすぎないかもしれません。しかし、初期接触における印象や成果が、内定承諾人数という結果に大きな影響を与えることは間違いありません。
大卒採用市場においては、2018年12月から、2021年4月入社対象の採用活動準備がスタートしています。具体的に言うと、21年卒向けのインターンシップイベントの枠取り争いがすでにはじまっているのです。
様々なテクノロジーを活用して接点をつくることも重要ですが、やはり人を惹きつけて、口説けるのは人しかいません。現時点においては、アレクサがいくら優秀でも、自社にマッチする人を採用してきてはくれないのです。
売り手市場においては、「誰を採用するのか?」よりも、「誰が採用するのか?」を真剣に考え、求職者を惹きつけることができる社員を配置することが最も重要なのです。
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KAKEHASHI Q&A
“早期から新卒採用活動を始めるメリットって?“
Q34. 神奈川県 / メーカー / 従業員数381名 / 営業職
いよいよ2020年度採用の大手ナビサイトオープンまで1か月半を切りました。昨年6月のインターンシップEXPO出展から20年度採用を始めた弊社は、その甲斐あって、6月~本日までのエントリー数が1800名近くまで伸びています。
インターンシップからは採用につながりにくい、というお声も聴きますが、インターンシップナビへの掲載は、インターン生募集のためだけではありません。インターン参加がなくとも「エントリー」という形で、学生と早期に接触さえできていれば、説明会や選考を案内する対象が確保された状態で本選考をスタートすることができます。そのために弊社は、昨年の2月には20年度採用の実施を決め、3月にはインターンシップナビへの掲載内容を議論してきました。
20年度採用が本格化する時期ですが、昨年同様弊社では、21年度採用の準備も始めようとしています。早期から準備し、1回でも多くターゲット学生との接触機会を作り出すことで、余裕を持って本選考を迎えられることが早期から活動するメリットではないでしょうか。
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