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2018/12/19 vol.180

※当メールマガジンは、本来第2・4水曜日に配信しておりますが、
 誠に勝手ながら年末のため第3水曜日にお送りしております。

 

BUSINESS COLUMN

“インターンシップの潮流”

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12月になると学生の就職活動が活発化しはじめ、インターンシップに参加する学生も増えてきます。

カケハシ スカイソリューションズでは、自社の採用活動を通して、様々な実験をしてきました。企業と学生のベストマッチングを実現し、自社はもちろん、お客様の採用を成功に導くためです。

しかし、今年の採用においては例年にない異変が起きています。それはユニークな企画を活用したインターンシップの集客が芳しくないことです。

学生に人気のあるユニークな企画を活用することで、インターンシップ自体を学生の興味を惹くコンテンツで実施し、学生の集客アップを目指したり、マッチングの精度を高める目的で実施してきました。

今までインターンシップで活用してきたコンテンツをご紹介すると、

・麻雀
・大喜利
・砂浜でプロジェクションマッピング
・離島体験

なとが挙げられます。
学生の流行をいち早く取り入れることで、どれも一定の成果を収めてきました。

そこで今年はサバゲーが流行していることに着目し、サバゲーを活用したインターンシップを開発。インターンシップフェアなどにも参加して学生に告知し集客をしていたのですが、なんと参加人数が全く集まらず中止せざるを得なくなってしまったのです。

一方で、違う変化も起きています。

ある中小企業のメーカーのお客様は、群馬の自社工場でインターンシップを実施したのですが、遠方にもかかわらず数十名の学生を集めることに成功しました。

例年ではありえなかったことです。
実施した内容は自社製品ができるまでを現場で実際に体験するプログラム。

学生に参加動機を聞いてみると、「興味がある分野だったので現場を見てもっと詳しく知りたかった」という回答がほとんどでした。

これだけ1dayインターンシップが増えたことで、実業とは関係のないインターンシップも増えてきましたが、ここ最近は特に、企業のリアルを知ることができるコンテンツの方に支持が集まりやすい傾向があるように感じます。

・どんな仕事ができるのか?
・どんな人たちと一緒に働くのか?

学生は、その企業に興味があればあるほど、その企業のリアルを知りたいのです。

もちろんユニークなコンテンツの実施は他社との差別化となり、有効な施策ではあるものの、そのユニークなコンテンツの中にも、その企業のリアルを知ることができる要素が含まれていることがインターンシップとして成立するための前提となっているように感じます。

サイバーエージェント社が先日選考に実務を取り入れたインターンシップを必須とすると発表していましたが、この流れは今後も加速していくことでしょう。

カケハシでも「NOT INTERNSHIP,THIS IS REAL WORK」というテーマで約1カ月にもわたるインターンシップを実施。実際にお客様のところへヒアリングにいき課題設定、解決策立案、企画書作成、プレゼンテーション、クロージングまでの一連の流れを体験してもらうインターンシップをおこないました。総勢40名以上の社員に協力を仰ぎ、優秀な学生3名に対して内定を出しました。

受け入れる側は大変です。実際の仕事を経験してもらうために、通常業務に支障をきたす場面も出てくるかもしれません。気をつけなければならないのは、採用活動が社員にとってボランティア活動になってはいけないということです。社員全員が本気で取り組まなければ意味がありません。

そのためにカケハシでは自社のクレドに人材採用に関する項目を入れており、評価制度にも明確に組み込まれています。そのように、熱意を生み出すための仕組みの整備も必須です。

まだまだこのようなインターンシップを実施できている企業は少ないので、実施できれば採用活動において大きなアドバンテージとなるに違いありません。


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KAKEHASHI Q&A

“冬のインターンシップから、
        採用活動を成功させる秘訣はありますか?“

Q33. 東京都 /IT業 / 従業員数200名 / エンジニア職

 企業説明会への母集団形成に向け、とことんコンテンツにこだわることをおすすめします。学生に自社の思いや、仕事の魅力を分かりやすく伝えることが採用活動成功への鍵となります。

 IT業では現場体験をさせることが難しいのですが、私が担当したお客様では、学生達が自社の経営を疑似体験できるゲーム型のインターンシップを実施。ゲーム中盤で新しい社員の採用を求められますが、その後増員した社員を持て余してしまいます。人材を上手く配置できると高得点を得られるのに対し、“解雇”を選択すると、最終的に大幅減点されてしまう展開にし、「人を大切にしたい」という自社の思いを学生に印象づけました。また専門用語を使わず、分かりやすく事業内容を伝えることで「IT業は理系でないと活躍できない」という固定概念をい、文理を問わない幅広い学生を企業説明会に集めたのです。

 コンテンツを作り込むことで、惹きつけと企業理解の促進を狙い、マッチ度の高い学生を本選考に導きましょう。

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