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2018/07/11 vol.169

 

BUSINESS COLUMN

“「内定者の辞退を防ぐために必要な3つの架け橋」 ”

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7月に入り蒸し暑い日が続きますが、この時期になると内定者や内々定者が出揃ってほっと一息、という企業様も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
ただ、順調に採用活動が進んだ企業様でも、内定者が入社するまで9か月もありますから、まだまだ油断はできません。

売り手市場が続く中、いまや内定を出してからが本当の勝負だといってもいいくらい、4月に入社してくるまでのフォローが重要視されています。とはいっても、「内定者のフォローっていっても懇親会以外で何をすればいいのかわからない!」という企業様も多くいらっしゃいますよね。

そこで今回は、『内定者の辞退を防ぐために必要な3つの架け橋』についてのお話をします。

まず一つ目は、『企業と内定者の架け橋』です。多くの企業で行われている内定者懇親会は先輩社員と内定者の関係を強化する有効な施策です。ただし、『企業と内定者の架け橋』は先輩社員との関係だけではありません。『企業理解の促進』もそれにあたります。内定を出すまでは必死に語った企業の魅力も、内定を出した後はなかなか伝える機会がありません。しかし内定者は企業のことをもっと知りたがっています。事実、「企業にどんな内定者フォローを求めますか?」というアンケートをとると、「研修」や「会社見学」が常に上位にランクインしてきます。それに伴い、最近では、企業理解を促すためのビジネスゲームや研修を行う企業も増えてきています。内定者のうちに企業理解を深めておくことは、内定者のフォローになるだけでなく、入社後の即戦力化のスピードにも影響してきますので、とても重要な施策だと言えます。

二つ目の架け橋は、『内定者同士の架け橋』です。新入社員にとって同期は良きライバルであり、仲間です。入社前にチームとしての一体感を作ることができると、会社と個々の内定者の絆よりも、内定者同士の絆の方が強くなることだってあります。一体感を醸成するためには、内定者同士でチームを組ませて、ミッションを与えるなどして、チームビルディングを促すことが有効です。最近では無人島でサバイバルをさせたり、難関な謎解きゲームを一日がかりで仕掛けたりする企業様もいらっしゃいます。そこまで大掛かりでなくとも、内定者チームを次年度の採用活動に参加させるなど、すぐにでもできることはたくさんあります。

そして三つ目の架け橋は『企業と内定者の親御様との架け橋』です。最近は親の影響で内定を辞退する方が増えてきていると言われています。その対策なのか、内定式に親御様を招待する企業様も時々いらっしゃいますが、実際は親御様と直接の接点を作るのは難しいものです。そこでオススメなのは、内定者を介した親御様との関係強化です。そこで重要になってくるのは、内定者から親御様に直接会社の紹介をして、安心感や納得感を得られるように、情報や武器を揃えてあげることです。多くの場合、親御様は内定先の仕事内容ではなく、我が子の人生そのものを心配していますから、例えば先輩社員が入社後にどんな人生を送っているのか、家族との関係はどうなっているのか等、仕事の話だけでなく人生の話まで内定者に伝えておくことは有効です。さらには社員の人生にフォーカスを当てたパンフレットを制作し、配布することで、よりブレのない紹介を促すこともできます。

『企業と内定者の架け橋』『内定者同士の架け橋』『企業と内定者の親御様との架け橋』この三つの架け橋をバランス良く意識することが、内定者フォローにおいては重要です。採用担当としては、せっかく採用したのに辞退されるのは大変なロスです。1人でも辞退を防止するためにも、今回の三つの架け橋を参考にしていただき、貴社の内定者フォロー力を強化するキッカケにしてください。

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KAKEHASHI Q&A

“今の時期から20採用って動いた方がいいの?“

Q22. 埼玉県 / コンサルティング業 / 従業員数138名 / 営業職採用

 2019年卒学生においては、3月時点での登録学生の約85%はインターンシップ時期からの登録者であり、6月末までに73.3%の学生が内定を獲得しています。そしてマイナビ2020の会員登録数は対前年150%を越え。2020年度卒学生の動きは昨年よりも早くなることが予想されます。
 2019年度新卒採用にて初めて秋冬インターンシップを開催し5名の内定者を獲得した医療・介護業のお客様では、この早期化に対応しようと、すでに2020年度採用活動を開始されました。イベントに参加し、接点を持った学生からは、「医療・介護業界は考えていなかったが、夏のうちにたくさんの企業を知りたくてブースへ立ち寄った」と話しており、お客様も夏に活動を開始した効果を感じていました。
 大学3年生の夏に複数の企業が参加するイベントへ参加し、気になった企業のインターンシップに冬、参加する。そして3月のナビオープン後にエントリーする企業を決める学生が増えてきました。学生が業界や企業名にとらわれず、柔軟に動く夏に、しっかりと自社の認知度を高めましょう。そして、採用に直結するであろう秋・冬のインターンシップ時期を迎えることをおすすめします。

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