2018/05/23 vol.166
BUSINESS COLUMN
“近い将来、『採用マーケッター』という職種が
誕生するかもしれません。 ”
「Indeedって近ごろよく耳にするけど、実際何ができるの?」
お客様から、そんな質問をいただくことが増えています。全世界で月間利用者数2億人を超える求人検索エンジンIndeedは、2012年にリクルートに買収されたことで、日本における展開が加速。国内利用者数も月間2000万人を超え、日本最大手転職媒体の5倍規模にまで膨らみました。この急成長を後押ししているものは何か。それは、膨大な掲載情報に支えされたSEOの強さと、近年の求職者の行動変化です。
『何か調べるときはまずググる』。この現象は、今や仕事探しにおいても同様のようで、Indeedユーザーの約7割はIndeedではなく、まずGoogleやYahooを使って検索していると言います。東京 エンジニア 求人 とGoogleで検索すると、大手求人媒体より上位にIndeedが表示され、そこからユーザーはIndeedに流入し、Indeed経由で企業サイトや求人媒体にたどりつく。つまり、本人も知らぬ間にIndeedを利用しているケースが多いのです。
「じゃあIndeedで自社サイトを上位表示させられれば、転職媒体の掲載を減らしても採用は十分可能ということ?」
そう、これが今回のコラムの趣旨になります。
すでに一部の企業は媒体にかけるコストを圧縮し、Indeedと自社サイトを軸にした採用に力を入れています。「どんなキーワードでターゲットは求人を検索するか」「自社サイトは、ターゲットを惹きつける内容になっているか」。データを分析してPDCAを回し、検索キーワードの変更やサイトの改修を繰り返す。その仕事ぶりは採用担当というよりもマーケッター。こうしたIndeedを軸にした採用で何よりも大切になるのが「採用活動をリアルタイムにブラッシュアップしていく」という発想です。
◆Case1:サイトの訪問者が少ない場合
Indeedでの検索キーワードの変更、クリック単価の設定の変更、サイト内により多くの検索キーワードを盛り込む、等の施策を随時検討すべきです。
◆Case2:訪問されているのにエントリーに繋がっていない場合
サイト内にユーザーを惹きつける情報が組み込まれていないorそれらの情報にたどり着いていない可能性あり。サイトの中身の修正を検討すべきです。
とはいえ、そう何度も何度もサイトの改修をweb制作会社に依頼していては、あっと言う間に採用予算が尽きてしまう。「Web制作の知識が無くても簡単にサイトを改修することはできないか」。多くの企業様が悩まれていました。そうしたニーズに応えるべく弊社が開発したのが、採用CMS『MEET SOURCE/ミートソース』です。
求職者の動きに合わせて、まるでブログを更新するようにリアルタイムにサイトを改変することが可能なこのシステム。コーディングが不要なため、ゼロからサイトを制作する際のコストも大幅にダウンしました。Indeedでの採用にトライされる企業様は、ぜひあわせてMEET SOURCEの活用も検討していただければと思います。
さて、完全に宣伝のようになってしまいましたが、Indeedがこれからの採用のあり方を変えていくのは間違いないでしょう。採用担当に求められる能力も大きく変化していくはずです。媒体発注、応募者対応といったオペレーション中心の仕事から、戦略人事へ。ネットの発展により『Webマーケッター』という職種が誕生したように、『採用マーケッター』という新しい職種が生まれてくるかもしれません。Indeedの活用は、採用担当が次のキャリアを切り拓くチャンスでもある。私たちがその一助になれたら、とても嬉しく思います。
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KAKEHASHI Q&A
“Indeedって本当に効果があるの?
どうすれば効果が出るの?“
Q20. 神奈川県 / 飲食業 / 従業員数96名 / 販売職採用
小売業の販売員採用にてIndeedをご活用いただき、半年間で19名の採用に成功しました。Indeed導入前は10万円超だった採用単価も3万円まで下がり、約70%もの費用削減が実現できたのです。
採用成功のカギの1つは原稿の書き方。Indeedの場合は「地域×職種」での検索結果のクリックごとに費用が発生するので、表示されやすい=費用の無駄遣いになる可能性があります。そこでターゲットが検索しそうなキーワードを具体的かつ的確に、職種名や原稿に盛り込むことが重要です。例えば、職種名を「営業職」とした場合、すべての業界が対象。さらに「新規営業」「ルート営業」どちらの検索結果にも自社の原稿が表示され、すぐにチャージを消費してしまいます。「メーカーのルート営業」など具体的に表記し、検索エンジンでのヒット効率を上げ、求職者の明確なニーズにこたえるとよいでしょう。
Indeedは効率の良い採用活動が可能です。営業っぽくて恐縮ですが、私が講師を務める無料のIndeedセミナーもひとつの情報としてご活用ください。
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